東京オリンピック2020 エンブレム問題と建設費問題について語る

こんにちは。nekonomoridesignのyoshyです。
触れるか触れないかで悩んでいたのですが、
やはり、ちょっと触れてみようと思います。

佐野氏のようなデザイナーさんが生まれるのは日本の社会の体質やデザインを決める時の間違った感覚が起因していると思う

佐野氏の問題が出てすぐぐらいに、とある番組で、佐野氏の経歴について紹介しており華やかな経歴を紹介し、デザイナーという職業はこういった経歴でなれるので子育ての参考にも……みたいな話をしていました。

美術大学を出て、博⚫︎堂に入社し、その後独立してデザイナーとして活躍してる

みたいな感じでした。
正直いって、そんな偏った意見あるか!と思いながらテレビにツッコミを思わずいれたのですがが、逆を言えば、世間一般的な認識として、結局、

出来るデザイナー(有名デザイナー)=デザイン関連のエリートコースを進んだひと

という認識が多いんだろうなと言うことの裏返しだと思いました。
それが普通の感覚となっている時点で、私は今回の佐野氏の疑惑問題は、日本社会の体質が生み出したもの、日本の社会環境も原因のひとつにあるだろうだろうなと思いました。

有名企業に入社した人物が独立 = 凄腕のデザイナー という誤った認識をしがち

本当に実力があって独立する方もいるのでもちろん全てが間違いではないでしょうが、日本人、日本の社会では、本当によく

いいところ出てるから

という理由だけで格上げする感覚が多いです。

そしてそれはお偉いさんになればなるほど浸透していて、いいところ出てるんだし凄いんだろうという前提が出来てしまっているのだと思います。

なので、実はあんまり実力はないけど、人当たりも良くて、支援を受けて独立をしたというデザイナーさんがいたとしても、その人が本当に本気でデザインしたものでも、アシスタントがパクって描いたものでも、アシスタントの凄いデザインを、その有名な人の名前を付けて提出したとしても、すべて、

「凄い作品、良い作品」

と評価され、それに伴って巨額のお金も動いたりするんだと思います。

そもそもこの東京オリンピック2020は凄く身内感がありありと感じるのは私だけ?

盗作はいけません。ですが、それを見逃す側も問題アリだと私は思っております。
そもそも、私だけ感じているのかもしれないですが、この東京オリンピック2020に関して、やたら何か身内感というか一部政府や推進委員会だけでやってる感を感じます。

というのも。
ニュースは結構チェックして頻繁に報道番組とかも見るタイプであるにもかかわらず、あの、
お・も・て・な・し
のプレゼンとかの話題からぐらいしか日本が(東京が)オリンピック招致に参加してたのは知らなかったし、国民に浸透しないまま現場だけでやってる感というか、何か、他人事感を感じるのです。

東京に住んでいる人にはもっと理解されてたのかなぁなんて思いますが、正直東京に住んでない私は、あの招致の話題あたりから、誰がやりたいって言ってたのか?と思っていたのです。

確かにオリンピック招致できれば経済効果もあるでしょうし、アピールもできますが、なんなんでしょうかね…なんか、イマイチなんか違う、みたいな。

競技場の費用に関しての問題でもしかり。

新競技場のデザインに関してはコンクール形式でしたが、その応募資格の敷居は非常に高く、

|① 次のいずれかの国際的な建築賞の受賞経験を有する者
|1) 高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)
|2) プリツカー賞
|3) RIBA(王立英国建築家協会)ゴールドメダル
|4) AIA(アメリカ建築家協会)ゴールドメダル
|5) UIA(国際建築家連合)ゴールドメダル
|② 収容定員1.5万人以上のスタジアム(ラグビー、サッカー又は陸上
| 競技等)の基本設計又は実施設計の実績を有する者

・・・まあ、建築にかかわってない人がデザインするのは確かに費用面とかもあってアレかもしれませんが、あまりに敷居高すぎだと思います。

さらに言えば、日本で開催するのに日本の建築基準やら景観やらに長けてる人にデザイン案を出してもらったほうがよっぽど良い物が出てくると思うのです。

応募資格の人たちが、逆に審査員とかならわかるんですが・・こんな海外の賞とか受賞してる人なんて日本ではほとんど居ないでしょうし、あくまで「国立競技場」なら、伝統あった旧国立競技場をそんなすぐに壊さなくて、それでいて日本の土地の広さや景観にあったものを選んでじっくり地元の方とも相談するようにして、費用面とかも色々じっくり見直せたんじゃないんでしょうか?

オリンピックをやると言うことばかりが先行して何かすべて空回ってるあたりが用意周到で緻密な日本がやることとは思えない

焦りが見える気がします。
競技場のデザイン案にしても、旧国立競技場たて壊しに関しても。
「やったもん勝ち」
みたいなのがちらちら感じるのです。

やっちゃったし、決めちゃったし、これでいいよね?

みたいな。

だから、日本でのオリンピック開催に関してのアンケートとかでも国民の反応は「どちらでもない」も多いと思うのです。もっと何でしょうかね、「国として、政府としてこれはちゃんとこうしたいんです!」みたいな声明?みたいなのあってもよかったんじゃないのでしょうか。

佐野氏問題からだいぶ外れましたが、私個人としてはエンブレムは破棄すべき。巨額のお金が動いたからとかそういうのはもうこの際捨てて、疑惑のあるものを使い続ければ日本の質が疑われる。誘致のときに出てたGKグラフィックスさんのデザイン(桜のデザイン)が最適だと思う。

誘致のときのデザインが個人的に大好きだったので、私はこの偽造問題が出てくるまで、実は、あの誘致のときのエンブレムが正式なものだと思っていました。

おそらく、先にも描きましたが、利害関係が絡んだ上で佐野氏のデザインは決定していると思うのです。おそらく巨額のデザイン料も支払われたことだと思います。

しかし、こう疑惑が浮上したものを「疑惑じゃない、類似だ」と言い張って使い続けるようなのは日本と言う国の質を下げる行為だと思います。

巨額のお金が動いていたかもしれません。
建設費問題と、このエンブレム、両方、結局誘致するためにとってつけたような急いでやったことだからこういったことになったとしか私には思えません。

潔く、両方リセットして、私は、ちゃんと最初からやり直すべきだと思います。

競技場問題も、エンブレム問題もうやむやなままで2020年のオリンピックを開催しても、きっと真の成功にはならないでしょう。
利害関係だけで開催されてる感を助長してしまうだけだと思います。

有識者という人たちがどういう人たちかは存じませんが、これは日本と言う国の質を問われる問題と捉えて、競技場デザインも、エンブレムもやり直して欲しいと思います。

今日はちょっと語りすぎましたが、一国民として、はしくれのデザイナーとして、思った事をどうしても書きたかったので書きました。

みんなが声を上げれば、エンブレムデザイン、誘致のときの物になるかもしれません!GKグラフィックスさんのデザインを私は支持します!!