餅は餅屋、WebはWeb屋、デザインはデザイン屋。ワークシェアリングで専門分野の分業が未来の形?

こんにちは。nekonomoridesignのYoshyです。
先日、仕事である資料を探していて、ふと気づいたことがありました。仕事で、写真を背景に使うという事で、フリーで配布してくれているサイトから拾って、商用利用OKなの探して使ってくださいと言われ、フリーで配布してくれているサイトさんをいっぱい見ていました。

商用利用OKの写真掲載サイトはクオリティも高く良い素材も豊富

商用利用OKのサイトさんを探していて、気づいたのはそのクオリティの高さと量の多さでした。簡単なメールアドレス登録だけで利用させていただけて、しかも解像度も大きいものも用意してくれていて、まさに至れり尽くせりな感じでした。
写真の管理もきちんとされていて、とても見やすく、非常に良い素材を集められました。

写真は意外と本格的に撮ると時間も知識も必要

背景などに使ったりするような大きな解像度の写真や、素材に使う場合であっても、色のバランス、構図によっては、「ああもうちょっとこの角度だったら・・・」というのも多くあります。やはり写真はその質が全て。
いい角度であっても色バランスが微妙だったりすると使いづらかったりというのもあります。

自分で納得したものを撮ろうとしても中々その場所や撮り方に悩んでしまうものです。自分で勉強して好きな写真を撮るのももちろん大切な事ですし、それが出来れば何より良いのですが、そこまでの域に達するまでに時間がかかります。

無知は良くないが、全部を自分でやるよりも、餅は餅屋、写真は写真屋、WebはWeb屋、デザインはデザイン屋へ。

デザインやクリエイティブな事をする人の中には、その作業の全てを自分でする方も居ると思います。そのほうが一貫性もあり、クオリティもよりこだわった良いものが出来る事もあると思います。

しかしながら、最近思うのは、「得意な分野」がある人に「得意な分野」をお任せして、「分業」にすることこそ、効率も高まり、よりクオリティの高いものが仕上がる事もあるのではないかと考えるようになっています。

以前勤めていた会社で、「誰が休んでもいいように」という大義名分の元、仕事のローテーションをする事が多くありました。
その考えそのもの(誰が休んでも仕事が回るように)というのは賛成だったのですが、仕事をローテーションすることに、どうしても意義を見出せませんでした。ローテーション制にすることで、実質的には質が落ちますし、やる人によって質が代わったりする事もありました。
慣れ、不慣れの問題もあります。そして、ローテーション出来る仕事=責任感というのが意識的に低下しているようにも見られました。

そういった、【責任感】や【プロ意識】を保つためにも、やはり専門性を重視したスタイルで仕事をするほうがより良い結果が生まれると考えるようになってきています。

ワークシェアリングはこれからのビジネススタイルの定番になっていく

私はデザインが得意で、FilemakerやPhotoshop、Illustratorを使った仕事が得意ですが、自分でWebデザインも出来るようにないたいと知識を新たな仕事でWebデザイン・webプログラミングを勉強しています。
ある意味、今述べてきた「専門性」という意味では矛盾した事をしてきたと思います。

だからこそ、今思うのです。

「無知」は、仕事を頼んだりする上でも、相手の思う壺のままになってしまうのを防ぐ目的のためにもよくないなので、やりたいと思っていることに対するある程度の知識をつけるのは良いと思うのです。

しかしながら、全部が全部全力で自分でやるのは難しいのが真実です。

ですので、餅は餅屋。WebはWeb屋、デザインはデザイン屋に頼んで、本来自分が目指しているゴールへの最短距離を進むのが良いと思います。

物を売りたい人が、インターネットでの物の売り方はわからないけどネットショップで売ってみたいと思うなら、ネットショップ経験者に聞くのが早いです。ページの作り方がわからないなら、インターネットでの物販のECサイトやウェブページを作ったことがある人に聞くのが良いです。

全部を自分でやりすぎるよりも、どこを誰に頼むか考えて、その人に頼んだ方が、本来やりたい事を優先的にやる時間を確保出来ると思います。

仕事のスタイルが今後そういう風にシフトチェンジして、色んな様々な才能を持った人が、「個」として活躍していけるようになったらいいなと思います。