ネットショップで手作りの物を売りたい 原価率・価格設定の決め方

こんにちは。nekonomoridesignのyoshyです。
毎日暑いですね。こんな日は、おうちで仕事が出来たら本当にいいのになあと思いながら会社勤めをしている日々です。

ネットショップで物を売りたい。
ハンドメイド作品を作るのが得意な人でも陥りやすい価格設定の罠。

ハンドメイド作家さんの作品を見るのが好きで、minneやヤフオク、BASE等を見たりしているのですが、そのときに良く思うこと。

価格設定低すぎない?

ハンドメイド作品を販売している場合、たいてい、作った本人様が直接売られているパターンが多いと思います。
作っている方は、材料を結構大量に一気に用意して、作っているので、実際に出来上がったものがどれだけの金額で出来たのかが良くわからず、数百円~というとても低い金額を設定してしまっている人が非常に多く見られます。

費やした時間も価格に含めよう

ハンドメイド作品を作るのが好きで、趣味で作っているから儲けなんて・・・
と言う声が聞こえてきそうですが、自分で作った物が売れて、それで生活していけたらどれだけ楽しい事かと思いませんか?

作った物に対して、価格と言う価値を加える事は決して悪い事でもない。むしろ自分の作品を大事にしているからこそ値段はしっかり設定したほうがいい

昔、あるクリエイターさんの記事に書いてあった事です。
デザイナーやクリエイティブ職の人の中に、自分が作ったものに対してきちんと値段をつけない人が居ると。そのせいで価格破壊が起き、まともに仕事としてきちんとお金もいただいてしている人を敬遠されていくという記事を見た事がありました。

ボランティア精神で割安でやる事が悪いというわけではありません。

ですが、その影響の余波で、困る人も居ると言うことです。

価値を価値としてきちんとしないと、それこそ全うに商売としてされている人が、食っていけないわけです。

自分の時間に価値を付ける

そうは言っても、大体の人が「私は素人だし・・プロでもないのに」なんていうこともあるでしょう。しかし、何かを作っている時間、その時間は無料ではないはずです。

作ったものを売るときに、値段を付けるとき、実際の材料費に、プラス、かかった時間をプラスしましょう。そして、ファンが就いてくるようになってきて自分をブランディングして、もっと価値を高め、技術も高めて、そこからネームバリューを付け加えていけば良いのです。

商売の基本。値段が高い物を値下げする事はたやすい。
値下げたものを値上げるのは難しい

フリマとかで物を売った経験がある人の場合、「値切り」をされた事がある人は居るはずです。
自分としてはこの価格がギリギリ!という値段を付けていたのにもかかわらず、値下げしてくれたら買う!といわれて、売れ残るよりは・・・と、値下げをしぶしぶ受け入れた事があることと思います。

買ってくれるのはお客様。自分で相場がつかめないうちは、自分が思うよりも高めに設定してみて様子を伺う。

自分が思うよりも高めに価格設定をしてみてください。
この金額では買わないだろう・・と思ったものでも、もしかしたら売れるかもしれません。
日本人は特に自分の価値を低く見すぎるところがあります。
自分では当たり前に出来たり、こんなに簡単に出来る事、と思っている事が、出来な人からしてみると、お金を払ってでも得たいものだったりするのです。

その違いに気づけず、自分の価値を低く売り出しているパターンが多いのです。

ですので、自分の価値を知るために、一度、自分が思ってるよりも上に自分の価値を考えてみると、始めて自分の価値を客観的に知るきっかけになると思います。

最後に、ハンドメイド品の原価率の決め方ですが、私が思うに、1200円ぐらいで販売しようとしているものならば、6割ぐらいの価値の仕事にしておくべきだと思います。

たとえば、時間+材料費+手間賃で600円ぐらいは欲しいな、と思うものが仕上がった場合は、1000円で販売しましょう。

その1000円に、プラス、梱包資材代・配送費をもらう形で良いと思います。

自分の価値を、きっちりと見極めてくださいね。

それでは良い、ネットショップライフを!